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髙木遊

キュレーター

1994年京都生まれ。京都大学総合人間学部卒業、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科修了、ラリュス賞受賞。 現在、キュレイトリアル・スペースであるHB.Nezu およびThe 5th Floor ディレクター。ホワイトキューブにとらわれない場での実践を通して、共感の場としての展覧会のあり方を模索している。主な企画展覧会として「生きられた庭 / Le Jardin Convivial」(京都, 2019)、「二羽のウサギ / between two stools」(東京, 2020)、「Stading Ovation / 四肢の向かう先」(静岡, 2021)

髙木遊

STATEMENT

TOUCH #1それは“触れる”ということ再考することだ。
全てが曖昧であり、混沌とする現代にて、私達人間は何に“触れ”そして何に“触れ”られているのだろう。

本プロジェクトTOUCH #1の相互接触には“風”が吹き抜ける。
風は動き続け、雲をよび、雨をもたらす。そして誰にも所有されることは決してない。
また風は災いを、時には恵みを与え、望もうが、望まないが私達人間を取り巻いている。

TOUCH #1それは“風”を表現空間にて再知覚することだ。
TOUCH #1はアーティストが生み出す空間で、来訪者が1つのアクターとして介入するパフォーマティブ・インスタレーションである。
COVID−19により、触れることが多義化した2022年にて、TOUCH #1は、東京・横浜の異なる倉庫でのクリエーションを来訪者に公開する。

ULTRA STUDIOの建築空間が、そしてFUJI|||||||||||TAの音響空間が、またYANTORの民族的空間が折り呼応し重なる。
この重層的な空間において、三東瑠璃、森山未來、大植真太郎の三人の肉体は、風を受け、纏い、どのように出会い、別れるのか。
止まることのない風のように、クリエーションはすでにパフォーマンスとして始まっている。
人間の触発が生み出す“風”はどこまで続いていけるのだろうか。TOUCH #1はこれをアーティストと来訪者が全感覚を賭して思索するのだ。